10/27 「マウントクックでヘリ、そして天文台」
[マウントクック日帰りツアーと天文台の日]
朝6時に起きて、あれこれと身支度し、マウントクックまでの日帰りツアーへ。
朝焼けのテカポ湖
マウントクック日帰りツアーバスに乗り込み、2時間ほどで目指す山が見えてきた。
天気が回復してるのがありがたい。
10時過ぎにはバスの発着などマウントクック観光の拠点となるホテルに到着。
ビジターセンターでヘリかセスナの観光が可能か確認すると、2時からの35分のヘリで360ドルなら空きがあるとのこと。ここではセスナもヘリも時間が一緒ならお
値段も同じというシステム。普通はヘリの方が倍くらいすると思ってたので迷わずヘリを選択。
1時のピックアップまでのお勧めの時間潰しはケアポイントまでの片道1時間の往復トレッキングだとのこと。そんなに歩きたくないんだけどなぁ・・・
せっかくココまで来てるので歩いてみることにする。
景色は素晴らしい。
ほぼ1時間でjケアポイントに到着。
今来た道を引き返す。ゆるい下り坂となるので行きよりはラク。
自分の足音以外は風が渡る音と鳥の声、そして時折、山からの雪崩の遠い轟音。
茨の木
ぐったりと待って、1時のピックアップでヘリポートへ片道20分ちょっと。
この山を越えるらしい。
ドイツ人女性のパイロット、同乗の他の5人は台湾のツアーの一群。
離陸動画はYouTube
の コチラ
眼下に深い峡谷が川からの堆積物で平原になった景色が広がる。「ロード・オブ・ザ・リング」の中つ国そのもの。
こんな山肌ギリギリを飛行してくれる。
新雪の上に降りての写真撮影。
着陸動画はYouTube
のコチラ
台湾の人には雪は珍しいらしく、妙な盛り上がりでわたしまで記念写真に巻き込まれる。
パイロットはヘルメット姿が惜しいくらいの美人でした。
飛び立って、山頂を巡る。
離陸動画はYouTube
のコチラ
僚機も見える。
マウントクックの氷河
そして着陸
ホテルからのマウントクック方面の眺め。天気に恵まれたといえる。
テカポ湖に戻ると17時過ぎとなった。小さな町を散策。
テカポのお土産モノ。340ドルの鮑!!!(@_@;)
レストラン リフレクションでサーモンのソテー、アスパラのグリル、トマトとカボチャとオリーブのスープとで49ドルなり。
トマト+カボチャの組み合わせが美味しい。
皮目をパリっと、中はジューシーにロゼで焼きあがったサーモン。ソースも美味しい。
ニュージーランドって英連邦のくせに料理が美味しいじゃないか!(おいおい)
こちらは春なのでアスパラも今が旬。
天文台ツアーは夜中11時に集合。
これから向かう天文台は大学所属のガチの天体観察機関なので、スマホやタブレットなどの光(特に白色光)を発するものは電源OFFを厳命される。デジカメも裏の液
晶が消灯できないコンデジは利用禁止を厳命される。よって天文台ツアーの画像がない(>_<)。
マウントジョンの山頂に向かうので防寒コートが貸し出される。素人の防寒具では頼りないということらしい。マイクロバスの20人ほどが乗り込んで天文台に向かう。
天文台が近づいた時点でヘッドライトを特殊なモードにし、運転席のダッシュボードにも光漏れを防ぐ布をカバーするほど徹底している。
天文台につき、バスを降りてしばらくすると なんと「満天の星明かりに眼が慣れて、ある程度はモノが見える」のだった。これはもちろん初めての経験。
幸い雲はチラホラと言う程度で、天の川や南十字星とそのそばの暗黒域、大小のマゼラン雲がしっかりと見える。一際輝くシリウスやスバル、オリオン座などの解説、ア
ルファ・ケンタウリまでの距離や、星座を構成する星々が実はバラバラな距離にあることなどを解説していく。
一方で参加者もこんなガチツアーに参加する人たちなので、質問も赤色巨星の新星爆発についてや、ガンマ線バーストの影響など鋭く濃ゆい。
このテカポ界隈は天体観察のために空に余分な光を出さないことを徹底しており下界からの灯がない。そのため空にある雲が黒い塊として星を遮っている。大阪の上空は
白く照 らし出された雲しかないのに。
15cm級のツアー用の天体望遠鏡が6台ほど用意されていて、星団やスバルなどを観察。さらに30cm級と思われる天文台で1番小さい望遠鏡ドームに入っての星団
観察と貴重な体験を味わえた。
最後はツアー会社の Fricker
に掲載される集合写真を撮影。星空が背景にあるように長時間露光し、一瞬だけ参加者をなめるようにごくごく薄暗いLEDライトで照らすとこういう写真が撮れるらしい。
画面上方やや左よりにうっすらと白い雲のようなモノがある。これが大マゼラン雲。この中にイスカンダルがある。
向かって左から2番目に私がいるのだが、見事に影に隠れて誰なのかわからない。
ツアーから帰って、がんばってコンデジでの星空撮影にチャレンジ。
コンデジではこれが限界と思われる。
こうして盛り沢山で旅の目的を果たした1日が終わる。
マウントジョン トレッキングに続く