奈良 吉野の佐古家に泊まってみました
創業280年を数えるという老舗旅館「佐古家 / さこや」に泊まってみました。
春の行楽シーズンには満室続きで泊まれないのですが、夏はオフシーズンとなるらしいです。
宿の前には大きな鳥居がありました。
ロビーのたたずまい
ロビーからの眺め
夏なので「冷やし葛湯」 爽やかなユルユルゼリーでした
吉野山の上なので、冬季の寒さは厳しいとうかがえます。
こんなウッドデッキもあります。
ウッドデッキからの眺め
楽しみの夕食
食前酒: 梅酒 さっぱりした甘みです。
前菜(口取り?)
胡麻豆腐と葛切りの酢の物
冬瓜など冷たい焚き合わせ、そぼろ餡
お造り
飲み物は「大和茶」 瓶詰めなのに新茶そのままの風味の美味しいお茶
季節ですから、鮎の塩焼き
素麺
揚げ物
干し柿の天ぷらが美味!
築140年を超えるという大広間は百畳の広さがあり、天井は全て屋久杉張り。
いまや天然記念物の屋久杉なので百畳もの広さはもちろん、天井に使うことすらかなわなくなっている稀少品です
明治時代の名士たちも訪れた歴史が刻まれています。
「元帥東郷平八郎」「高橋是清」「頼山陽」といった人が宿泊してたらしいです。
女将の話では、
「憲法制定の勉強のために独逸に行く旅費を、和歌山の山林王に出資してもらおうと、伊藤博文が泊まった」
んだそうで・・・ スゴイ由緒の宿です(@_@)
デビュー時は散々な評判だったものの、 奈良のゆるキャラとして定着した「せんとくん」
川端康成の書
オリジナルのお酒も造ってるようです。
吉野といえば 葛なのでした。
旅館の朝御飯の定番ですね。
実はマンガの「咲」にも登場しているそうで、「聖地巡礼」の人も多いとか
おしまい