東京豪遊レポ!
今回の夏WF前夜祭は南青山にあるミシュラン2つ星「ピエール・ガニェール」に出かけてみました。
メインダイニングは4F、テラスが5Fということでした。

店内のお花

予約の時間よりちょっと早く着いたので、テラス階を見学に

遠くに 六本木ヒルズ&東京タワーが見えます

このソファ(?) ラグ(?) に座って、白いフードを立てると二人だけの世界となるようで・・・
そして、左隣にはカップルがいるわけですが・・・

その席の真正面は小学校の校舎! あっちからはよく見えるーーー(^-^)

開放的で南国リゾートなテラス階でした

メインダイニングはこんなしつらえ。中央の窓の向こうがキッチンになっていて、調理の様子がよく見えます。

テーブルセッティング

ここのディナーは基本的に2種類のコースのみでアラカルトは無し。
後は料理の数の組み合わせ(肉・魚を両方とするか、片方だけにするか)での違いがあるのみ。
これはちょっと(いや かなり)寂しいなぁ・・・ いろんな追加とかしたいよねぇ。
まずは食前酒: シャンパンとオレンジジュースのミモザにて

アミューズの前のアミューズ
・ピンクのスティックは紅く色付けたアーモンドプードルの軽いスティックタルト
・蓮華にのってるのは ミニミニのライスコロッケ
・クルっと巻いてるのは栗粉のチュイル
・その隣はあーーなんだったっけ(思い出せない>_<;;;)
・白いスプーンの上のはカモミールの甘くないマシュマロ
・黒いキューブは黒ビールの寒天寄せ
甘くないマシュマロが面白くて美味しいです

パン:
奥の小さい四角いパンは柔らかいミルクパン
その手前のはサツマイモを使ったほんのり甘いパン
上に載ってるのは パン・ド・カンパーニュでちょっと酸味のある固めのパン
どれもこれも美味しいー

でもって私は エスプリ・ド・ピエール・ガニェール という 品数の多い方をチョイス。
お酒は、料理ごとにグラスワインがチョイスされて5種類が飲めるというので
(なもんで、銘柄を覚えていない・・・ orz)
アミューズ(私の分):
日本酒のソルベ 花穂紫蘇の香る毛蟹と鮑の薄切り
日本酒をゆるゆるのジュレ風のひんやりソルベにして、その上に毛蟹のほぐし身を載せ、
さらに鮑の薄切り、鮑の肝のソースを載せた一品。
懐石料理で出てきても不思議のない、繊細な味わいでした。

あわせた白ワインはシャブリ(の何か)で、魚介類にもマッチしてました。
アミューズ(ほかのメンバー分):
5種アミューズ(左手前から時計周りに・・・)
・ピモン・デスプレッソの効いた西瓜のブーダン仕立て レモンのヴェール
・トマトのシャーベット タギャシュ産黒オリーブとアンチョビ
・貝のマリニエール サフラン風味の軽いアイオリ
・甘くほろ苦い ウイキョウのアンフュージョンで煮出したジュレ
・ロモハムと人参のエッセンス ツナペースト セーグルパン

前菜1(私の分):
パニュルス産ワインと鴨のジュでコーティングしたフォアグラ
白桃のコンポート、イベリコ生ハム、冷たい西瓜のジュースと共に
フォアグラの上の黒いジュレはワインと鴨のジュの旨みをギュギュと詰めたもの
フルーツの軽ろやかさが、フォアグラを引き立てています。

あわせた白ワインはアルザスのゲヴァルトラミネール(の何か)です。これは定番ですね。
前菜2(私の分):
梅山豚のロースト、ブーダン・ノワールのラビオリ添え
ホントは「オマール海老のメダイヨン・・・」だったのを変えてもらいました。
香ばしいローストと、大好物のブーダン・ノワール

前菜(他のメンバー分):
ジャガイモのヴルーテ、ポワロー葱とカリカリに焼いたトースト、イベリコ豚の生ハム
手長海老のポワレ、赤ビーツとパッションフルーツのワルツ

魚料理(私の分):
鮎の岩塩焼き グレープフルーツのアクセント
ズッキーニのクレームとミントの香りが爽やかなジュンサイ
背中から骨抜きした鮎を岩塩焼きしして、ジュンサイの入ったグレープフルーツのソースでサッパリと戴きます。
ズッキーニのほろ苦いピュレクリームが季節の鮎を引き立てて美味しいです。

このときの白ワインが・・・なんだったけ・・・??
肉料理の前の一品(私の分):
玉葱のブルーテ ミニポワロー、カボチャ、夏トリュフのブーケを添えて
皿が置かれた瞬間から立ち上るトリュフの香りが玉葱の甘味と渾然となる逸品です。
美味しいーーーーー

肉料理(私の分):
仔牛背肉のロティ 赤ビーツのジュで絡めたエシャロットのコンフィ
ジロール茸のポワレとオセイユのピュレ
よく考えると、フランチレストランで牛肉を食べるのはほぼ初めてかも・・・
美味しい牛肉を甘味と酸味のバランスのソースで食べます。
ジロール茸の滋味もあいまって、ハフハフムフーーー(^^)

このときの赤ワインはマルゴーの2004年?だったはず・・・
華やかな香りと飲みやすい口当たりが美味しかったです。
肉料理にお口直しのジュレ

肉料理(他のメンバー分):
シャラン産鴨胸肉の薄切り 茄子のグリエ 酸味の効いた根セロリ
セミドライ・メロンで包み込んだ腿肉のブレゼ

ドライメロンで包まれた腿肉

デザート用のお酒:
モエ・シャンドンのロゼ

デザート1(チーズ):
クロタン・シャビニョル 山羊のチーズとドライフルーツ
シャブリ産白ワインのゼリー ローズマリー風味の「パン・ペルデュ」と共に
独特の風味・口当たりのクロタンを載せ、
刻んだドライフルーツと、ローズマリーと白ワインの寒天フィルムを添えた「調理されたチーズ」
美味しい組み合わせを実現しているんですが、ガッツリとチーズを食べたい場合には、ちょっと物足りないかも

デザートの前の口直し:
左手前から時計周りに
・ショコラの薄いチュイル風、フランボワーズのピュレを添えて
・カシスのピュレとアーモンドペーストで セミドライカシスを包んで
・レモンの生キャラメル
・フランボワーズ風味の軽いクッキー
・(真ん中)青リンゴのソルベ

デザート2:
フレッシュチーズのソルベ、桃の果肉添え

デザート3:
ババ・オ・ラム、パッションフルーツとマンゴ仕立て

デザート4:
チェリーのパルフェ風

デザート5:
ショコラソースをしのばせた、パッションフルーツクリーム

デザート6:
カフェムースと薄いクレープのミルフィーユ見立て
ナッツクリーム載せ
(オレンジの花びらは食用コスモスの花)

締めは好物のヴェルベイヌにミント添えハーブティー
